1-2.サンゴの種類
サンゴの種類
サンゴはそれぞれ多種多様な見た目をしており、いくつかの種類に分けられ、大きくは「硬い骨格を持つハードコーラル」と「柔らかい石灰質の骨格を持つソフトコーラル」に分類することが出来ます。
- ハードコーラル(LPSとSPS)
- ソフトコーラル
ハードコーラル(LPSとSPS)
一般的に言う造礁サンゴの事で、硬い骨格を持っています。一見すると共肉が軟らかくて大きい種でも、縮んだ状態で硬い骨格が見えればこちらに分類されることが多くなります。当館の館内種ではミドリイシ、カクオオトゲキクメイシ、ヒユサンゴなどがハードコーラルに分類されます。
「ハードコーラル」はさらに、この「ポリプ」の大きさによって「LPS(Large-polyped scleractinian=大きなポリプのサンゴ)」と「SPS(Small-polyped scleractinian=小さなポリプのサンゴ)」に細かく分類することも出来ます。
SPSにはミドリイシやコモンサンゴ等が含まれ、比較的骨格の表面の凹凸が小さく脆いことが特徴となり、LPSにはキクメイシ類やヒユサンゴ、ハナガササンゴなどが含まれ、SPSよりも骨格の表面の凹凸が大きくとても硬いという特徴があります。
LPS(Large-polyped scleractinian)
SPS(Small-polyped scleractinian)
ソフトコーラル
細かい石灰質の骨格(骨片)を体の中にバラバラな状態で保持しており、軟らかい体を持っています。やわらかい種類が多いため、水中でゆらゆら揺れている様子をしばしば見ることが出来ます。また、ソフトコーラルの中にはススキムレヤギなど“脱皮”をする種類も存在します。
当館の館内種で言うとウミキノコ、ススキムレヤギ、ウミアザミなどがソフトコーラルに分類されます。
ソフトコーラル
サンゴの展示場所
本ページで紹介しているサンゴは、主に「DMMかりゆし水族館」で飼育している種類となります。当館の1Fに展示水槽がございますので、ご来館いただくことでサンゴの美しい姿を実際に観察いただくことができます。
DMMかりゆし水族館 1F
エリア内 壁側水槽